製品の性能
引き出す電源

2019年入社

西部事業部勤務
電子技術部

電気設計担当

INTERVIEW02

当社で活躍する先輩社員たち

電源の開発設計という仕事

通信機やレーダーといった防衛装備品とその構成品、特に電源の設計開発を担当しています。構想設計から、電子回路設計、部品選定やプリント基板の設計まで、さらに完成した製品が設計通りの性能を出せるかどうかの検証も行います。また、気象レーダーや加速器といった防衛関係以外の電子応用機器の電源開発に携わることもあります。様々な製品や技術に関われるのがこの仕事の魅力かなと思っています。

安定した電源で社会に貢献

電源に乱れがあると、その電源を利用する回路に悪影響を及ぼしますから、電源には何よりも安定性とノイズを抑えたきれいな電圧、電流を供給することが求められます。防衛装備品にしても気象レーダーなどの電子応用分野にしても、電源の良し悪しが最終的な製品の性能を左右するので、責任は重大です。家電製品ではないので、日常生活の中で自分が作ったものが活躍する場面を見ることはあまりないのですが、自分の設計した電源が防衛装備品や気象レーダーなどに使われることで、社会にはしっかり貢献していると思います。これからも縁の下の力持ちとして頑張りたいですね。

回路図が書けるだけではダメ

電源に使う部品は、例えば抵抗器やコンデンサーでもその大きさや構造によってかなり特性が違うので、同じ回路図でも選んだ部品によって、回路全体の性能がまるっきり違ってしまいます。だから、回路図が書けたり、読めたりするだけでは、設計はできません。部品の構造を理解し、その構造による部品の特性を理解した上で部品を選んで、適切に配置していかなければなりません。設計業務には本当に幅広い知識やひとつひとつの部品に対する検討の積み重ねが必要なのです。もちろん、そのためにいつも努力は続けていますし、先輩方の指導も仰いでいます。

先輩方を頼り尽くす

当社では、入社3年間が教育期間になっています。実は、この会社を選んだときも、この教育期間が充実しているというのが結構大きなポイントでした。実際、先輩がきちんと付いて電気系の基礎からとても優しく教えてくれました。大学では機械系の勉強をしていたので電気のことは全くの素人だったのですが、教育期間中、先輩方を頼り尽くしてなんとか実務的な知識を身に付けることができました。教育担当の方以外の先輩も、皆さん忙しい中でも快くアドバイスをくれて。気負わず何でも相談できるのでとても助かっています。

機械を“味わえる”会社

就職活動にあたっては、製品の中身に触れることのできる会社に行きたいと思っていました。あまり大きな会社では大きい事業には携われても、製品の細かなところまでは触れられないでしょう。その点、この会社ならプリント基板の設計から、もっと大きな製品の設計まで携われて、触れられる。機械のいろんな側面を味わい尽くせると思って、当社を選びました。一生の仕事を選ぶのだったら、自分が楽しい仕事を選びたいですからね。

さらなる専門性を

防衛装備品は表に出ることが少ない製品ですが、もしもの時にはしっかり役立たなくてはいけません。そのためにも、さらに専門性を身につけ、お客様や先輩方からも頼りにされる技術者になれるよう、力を伸ばしていきたいと考えています。幸い、業務範囲も広く、経験を積んだ先輩方も数多くいらっしゃるので学ぶ環境は充実しています。少しでも装備品を使用する部隊の方々の力になれるよう、これからも努力を続けていきます。

自分の興味を優先せよ

どんな機械にも電源はありますが、実際に電源の開発設計をしていると、当たり前に動く電源を作るには、いかに当たり前ではない努力が必要かということを実感します。ただ、それを達成することで、得られる達成感も大きいのがこの電源の開発設計という仕事です。
就職活動中の皆さんへのアドバイスとしては、自分の興味を優先して会社を選んでほしいということですね。即戦力になれるかなんて、考えなくてもいいです。僕も興味を優先して会社選びをしましたし、即戦力になるなんて全然思っていませんでしたが、全然問題ありませんでした。ただ、求められるのはやる気や学ぶ気です。それさえあればやっていけるのではないでしょうか。

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