憧れた
宇宙仕事

2021年入社

東部事業部勤務
第一技術部

設計担当

INTERVIEW01

当社で活躍する先輩社員たち

衛星の通信サブシステム

衛星の通信サブシステムの設計に携わっています。通信サブシステムというのは衛星の中にある、衛星が基地局やユーザーと通信を行うために必要な部分の総称です。どうすれば信号が途切れず、必要な場所へ届くのかを計算して、衛星内部の機器の接続を設計します。その結果から、どの部品をいくつ購入するのかといった詳細が決まります。購入する部品の購買仕様書や購買規格、製品検査規格の作成を主に行っています。去年1年間で主にやっていたのが部品調達で、今はそれに加えて購買規格や試験規格といった、規格とかの文書類の作成です。設計の段階では初段階にあたります。

入社2年目の仕事

製品の仕様規格に基づいて、どんな部品が必要か購買の仕様書を作っています。部品の購買規格(何を買うのか)はチームで決めたり、過去からの流用したものを使ったりするので、1人で悩むことはないですが、今やっている試験規格は、「なんでこの試験をやるのか」「その試験で測った数字でどの基準に収まっていなければならないのか」という内容を書き込まなくてはなりません。そのような計算手法だったり考え方だったりが、試験項目一つひとつで違うので、そこを覚えるのに苦労しています。分からない部分があったら同じチーム内で聞いたり、必要な情報があったら他の方に聞いたりして覚えています。私が所属しているチームは私を含めて5名で、30代後半から自分の父親ぐらいの年齢まで幅広いです。

まずは覚えることから

関わる工程が多く、その分覚えなくてはいけない知識も多いです。覚えたそばから忘れ、教わったこともすんなりと理解できることはほとんどありません。日々焦りながらも、なんとか学んでいます。初めて見る単語だったり、調べても分からない単語があったりで、聞いてみたら「これ前にも聞いたな」と思うことがあります。時間が開くと忘れてしまい一回で覚え切れずに抜け落ちてしまうことも多々あります。今はまだ衛星製造の関わっている工程もまだほんの一部だけですし、実際に自分がやっているお仕事も本当に一部の限られた種類の仕事なので、もっと視野を広げていけたらと思います。

完成品を見るのが楽しみ

今関わっている衛星は2つで片方が技術試験衛星で、もう片方が準天頂衛星です。サブシステム設計は、設計から打ち上げ後の軌道上確認まで衛星開発の工程に広く関わります。私はまだ入社してから年月が浅く、膨大な工程のほんの一部分しか知りません。ですが、自分たちの設計したものが形になっていく様子を見ることからは、とてもやりがいを感じられます。実際、自分で規格を作成、手配した部品に触れてみたとき、小さな達成感を感じました。プロジェクトは年単位なので、これから先、衛星の完成形を見られる日が楽しみです。

宇宙に関われる仕事に

私は東京都立大学の航空宇宙システム工学科を卒業しました。私が小学生の頃は、まだスペースシャトルが飛んでいた時代ですが、かっこいいなと思って見ていました。もともと宇宙に関わるお仕事ができれば、そこまで細かい内容にこだわっておらず、大学の先輩方が就職した先から自分なりに調べて、いくつか受けた中に当社がありました。専攻したのが流体力学で今の仕事とジャンルが違い、覚えることが多くて大変ではありますが、自分のやりたかった宇宙関係、衛星を作るというお仕事に携われているのがうれしいです。

恵まれた仕事環境

まず人事の方が気さくだったので、自分もここで働けるかなという雰囲気がありました。仕事仲間は皆さん穏やかで、根気強く親切に教えてくれます。人間関係の居心地のよさは魅力です。そして尊敬できる人が多く、例えば上司であるチームリーダーが、かなり知識の幅が広く、自分がメインで担当していること以外にも、他の人たちの仕事の様子をよく見ているんです。私も同じよう、幅広く視野を持ち、仕事全体の流れをちゃんと理解できて、その中で今やっていることの意味であるとか、そこで必要なことを適切に判断できる技術者になりたいです。

社会人としての責任

学生時代と比べたら責任を感じたり、考えなければならなかったりする部分が多くなりました。例えば自分の作った規格書の計算したこの製品を試験して、「この値までに入ってなければならない」という基準が間違っていたら、その後の試験自体も信用がなくなってしまいます。学生の頃は何かミスをしても自分が被害を被るだけで済んでいたのが、社会人になって組織に所属すると、そうもいかないというところで、すごく責任を感じるようになったと思います。就職して実家からそのまま会社に通える人は多くないと思うので、私のように、環境自体新しいところに移り変わると思います。学生のうちは、就職するまでの時間を大切に、就活をしつつ、大学の研究をやりつつ、好きなことをやったりしてほしいです。就活してからは環境ががらっと変わるので、変わった後にも続けられるような趣味や友人を今のうちに確立しているといいのではないかと思います。

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