事業内容宇宙

Business DetailsSpace Business

軌道上で長期間稼働する、信頼性の高い機器を提供する。

人工衛星搭載機器は、厳しい宇宙環境において、限られた電力とスペースで使用するため、低消費電力、小型軽量であることが求められます。さらに軌道上での運用が長期間に渡り、その間の修理が不可能なため、高い信頼性と品質が求められます。三菱電機ディフェンス&スペーステクノロジーズの人工衛星搭載機器は、これら非常に厳しい条件をクリアする高い品質・性能で、三菱電機をはじめとする世界の人工衛星インテグレータから高く評価されています。電源機器やマイクロ波機器、デジタル機器など、様々な機器を開発、製造しています。

開発、設計、製造、試験から軌道上の運用まで

三菱電機が製作する衛星をはじめ、国内、海外の衛星に搭載される、マイクロ波機器、電源機器、デジタル機器の開発、設計、製造、試験を一貫して行っています。さらに、実際に軌道上に打ち上げられた後の運用も担当しています。国内トップの衛星メーカーである三菱電機の技術と長年の実績を背景とした製品の品質、性能は、国内外から高く評価されています。その実力は、メンテナンスができない軌道上で何年もの間、稼働し続ける数多くの衛星搭載機器が実証しています。

さらなる性能向上と開発、製造の効率化を

衛星ビジネスが拡大する中で、宇宙事業はさらなる競争力獲得をめざしています。デジタルトランスフォーメーションやサプライチェーンの最適化により品質向上、生産期間短縮、コスト低減を目指します。SiC、GaN等の先端パワー半導体や高速A/Dコンバータ、高集積度FPGAを駆使した製品を積極的に開発し、性能向上を図ることで、軽量化や省電力化、センシングデータの高解像化、信号処理の高速化などを実現し、衛星そのもののパフォーマンス向上を目指していきます。

衛星コンステレーションなど新たなビジネスにも挑戦

低軌道に多数の小型衛星を投入し、協調動作させる衛星コンステレーションなど、新しい衛星ビジネスにも積極的に参画していきます。低高度を活かした高解像度のセンシング、小型の通信機器でも利用できる衛星通信環境の提供、オンデマンドの衛星投入など、従来の衛星にない特徴を生かした新たなビジネスを開発していこうとしています。当社では、マイクロ波機器、電源機器、デジタル機器など、従来培った技術を活かしながら、小型衛星に対応した機器、サブシステムの開発を目指していきます。